梔子色。
口無し色。
淡いくちなし色の便箋で手紙を書くと、
言葉なんて無くても気持ちが届くらしい。
二人の時間には、言葉なんて意味が無かった。
今、そばにいる。
それだけが、全ての答えだった。
プロローグ 〜長い夜の始まり〜
第1章 焦れったい距離
第2章 最初の手紙、一人の夜(執筆中)